【ジャンプラ3/19木曜感想】気になる来見さん!
この記事は3月19日に更新された『気になる来見さん!』の感想です!
気になる来見さん! 第43話
『気になる来見さん!』第43話で注目したポイントをまとめました!
分け合う幸せ
告白という大きな山を越えてからの今エピソードは、日常から得られる温かさがじんわりと染みる一話でした。
来見さんが「二人だと緊張するから」と福田さんも誘ったのは、らしくて可愛らしい。完璧な理想像を演じていたときの来見さんとは明らかに違う、等身大の姿が垣間見えますね。
そしてそこに相沢くんたちまで揃ってしまうという展開の賑やかさ。
これまでの藤森と来見さんの周囲に少しずつ積み上げられてきた人間関係の豊かさを実感させられて感慨深い。
犬と猫のパンのシーンは今話でもとくに好きな場面。
藤森が好きだと言っていたから犬が好き。でも本当は猫の方が好き――
このさりげない告白と、それに対して両方を半分ずつ分け合おうと提案する藤森の「好きなものを分け合うと好きなものが増える気がしていい」という言葉の自然な温かさ。
飾った言葉もドラマチックな演出もないのに、この二人がたどり着いた場所のぬくもりが伝わってきます。
来見さんの「なんだか幸せ」という呟きに深く頷いてしまいました。

そんな二人の姿を見られて読者も幸せ…
これまでの道のり
藤森が中学時代の自分を振り返る場面はスッと胸に刺さりました。
友達が一人もいなかった中学時代からは想像できないほど、今では多くの人に囲まれるようになった。
その変化のきっかけが、入学式で見た来見さんの姿。
変わりたいという気持ちが藤森を動かし、その歩みから相沢くんたちとの友情が生まれ、来見さんとの関係を育てた――
これまでの物語全体を優しく照らし返すようで、すべてがつながっていることを改めて感じました。
「僕のことをずっと見てくれてありがとう」という藤森の言葉は、この作品を通じて一番素直で誠実な一言だったと思います。
憧れから始まり、傷つけ合い、向き合い直してたどり着いたからこそ、この感謝の言葉には本物の重さがあります。

ずっと「見られていた」から「見てくれていた」という気持ちの変化が見えて感慨深い…
好きなんだよ
「私もだよ」と伝える来見さんと、照れながら笑う藤森。
そして友人たちに囲まれる二人の姿は、この作品が描いてきた「今」の幸せの結晶のようなシーンでした。
そしてラスト、中学時代の二人が笑顔で会話をするように向き合っているシーン。この1ページが持つ意味はとても大きいと思います。
あのころの二人はまだ不器用で、すれ違ってばかりで、お互いを理想の鏡として見ていた。
それでもあの出会いがあったからこそ今がある。過去は変えられないけれど、過去があったから今がある――
この作品が一貫して伝えてきたテーマが、このページに静かに込められていて、読み終えた後に長く余韻が残ります。
賑やかで温かく、それでいてじんわりと胸に沁みる回でした。
ここまで読んできてよかったと心から思える、素晴らしい1話でした。

え!?最終回、と思わず焦ってしまうほどきれいな1話でした…
まとめ
過去から今にたどり着き、未来を願う藤森と来見さん。
ここから二人の物語はどのように動き出すのか…
次回は番外編!楽しみです!

