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『ケントゥリア』の魅力|次にくるマンガ大賞ノミネート作品に期待!

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ジャンプ+で今年4月に連載1周年を迎えたばかりの話題作『ケントゥリア』

昨年4月に連載が開始されると、話数が少ないにも関わらず「次にくるマンガ大賞2024」にノミネートし、web部門7位に選ばれました。

そして今年、「次にくるマンガ大賞2025」にもノミネートされたことで再び注目が集まっています。

この記事では、作品をまだ知らない方に向けて極力ネタバレ無しで「どんな物語なのか」「どこに魅力があるのか」、そして実際に読んでみての個人的な感想を交えながら紹介していきます。これから読むかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。


『ケントゥリア』とは?あらすじと世界観

物語の舞台となるのは、戦乱と奴隷制が蔓延する時代。

人の命が軽く扱われる世界で、自由を夢見る少年・ユリアンは奴隷船に侵入し密航するも船員に見つかって捕縛されているところから物語は始まります。

乗船していた優しい奴隷たちによって命は助かりましたが、この奴隷船は呪われた海域を航行していて…

この海域での出来事はやがて大国の王、預言者、そして人ならざる存在まで巻き込む大きな物語へと発展していきます。

第一話の冒頭から、これは「ただの冒険譚ではない」ということに気づかされました。

血みどろの戦い、力のある者が弱い者を支配する世界、理不尽な現実──。その中でユリアンはあがき、自由と大切な人たちを守るために歩き出していきます。

この世界の残酷さを目の当たりにしながらも、その中からわずかな希望や絆を描くストーリーが、『ケントゥリア』最大の特徴です。


実際に読んでみて感じた魅力と雰囲気

実際に読んで感じたのは、ジャンプ+作品の中でもかなりシリアスな雰囲気をまとっていることです。

そこに力強い作画と骨太な世界観が合わさり、私はすぐに作品の世界へ引き込まれました。

雰囲気は『進撃の巨人』や『ベルセルク』といったダークファンタジー作品に近い印象。

ただし絶望だけの物語ではありません。ユリアンの必死さや、彼に関わる人々の優しさが、暗闇の中で光のように感じられるシーンが散りばめられています。

そのバランス感覚が絶妙で、「次の話ではどんな展開が待っているのか」と自然にページをめくりたくなります。


「次にくるマンガ大賞」に2年連続ノミネート!

『ケントゥリア』が注目されている大きな理由の一つはやはり「次にくるマンガ大賞2025」ノミネート作品 に選ばれたことです。

過去には『怪獣8号』『地獄楽』『SPY×FAMILY』など、後にアニメ化し大ヒットした作品をたくさん輩出してきた読者投票型の話題性の高い賞です。

この賞にノミネートされることは今後伸びていくに違いないと多くの読者が感じており、作品のポテンシャルを裏付ける証拠だといえます。


個人的な感想:重厚さと伸びしろの両立

正直なところ2話までの感想は「悪くはないけどすごく面白いってわけでもないな」と思ってました。

けれど3話、4話と読み進めるうちにその印象が覆されました。

まず圧倒的に力強い作画。戦闘シーンは迫力があり、登場人物の表情や細かな仕草によって「このキャラはどういう人生を歩んできたのか」という背景が伝わってきます。

また、ユリアンのキャラクターも好感が持てました。残酷な世界に打ちのめされながらも、それでも前進していこうとする姿に共感し、応援したくなります。

2025年8月現在、すでに60話以上連載されている本作ですが、まだまだ世界観の一部しか描かれていないと思われます。

ここからさらにどう広がっていくのかが大きな見どころ。だからこそ、まだ今は“序章”を読んでいるような感覚です。

このタイミングで「次にくるマンガ大賞」にノミネートされたことで、今後の展開によっては大化けする可能性を秘めていると感じます。


これから期待したいポイント

  1. 世界観の拡大
    まだ物語の舞台は一部しか描かれていません。他国との争いや王宮内の人間関係、歴史的背景が明かされていくにつれ、さらにスケールが大きくなるでしょう。
  2. キャラクター同士の関係性
    ユリアンが出会った仲間や敵のまだ明かされぬ内面や生い立ち、どのようにして惹かれあい、もしくは対峙するのか。これから描写される人間ドラマによって、物語はより深みを増していくでしょう。
  3. 作画や演出の進化
    長期連載となれば画力や表現力が増していきます。現状でも素晴らしい画力ですが、バトルシーンや感情表現がよりパワーアップするのが楽しみです。
  4. アニメ化の可能性
    ジャンプ+発の人気作(長期連載作品)はアニメ化する可能性が高いです。『ケントゥリア』の壮大な世界観とダークな雰囲気は、アニメで飛躍する適性がかなり高いと思います。

まとめ

ケントゥリア』は、「次にくるマンガ大賞」に2年連続でノミネートされた注目作。

物語の舞台やキャラクターはまだ一部しか垣間見えていないと感じられ、それだけにこれからの展開がより広がっていく将来性を感じさせてくれます

ダークファンタジー特有の重厚さを楽しみたい人未来のヒット作品をいち早くチェックしておきたい人には特にオススメしたいマンガです!

私は3話から引きこまれていき、そこから話数を重ねるごとに物語は深みを増し、面白くなっていったと感じています。

これからの展開に期待したい」「今のうちに追っておきたい」と思わせてくれる、そんな魅力を放つ作品です。

少しでも気になったという方は、ぜひ一度ジャンプ+で読んでみてください。
2.3年後には、「あの頃から読んでいた」と自慢できる作品になるかもしれません。

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