【ジャンプラ3/12木曜感想】気になる来見さん!
この記事は3月12日に更新された『気になる来見さん!』の感想です!
気になる来見さん! 第42話
『気になる来見さん!』第42話で注目したポイントをまとめました!
対等な関係
今と向き合うために話し合う場は中学で初めて出会った公園のベンチ。
二人の始まりの場所に戻るという展開は憎い演出ですね。
ステッカーを返す返さないのやり取りから始まる会話は、二人が互いの「嘘」を静かに清算していく場面として非常に丁寧に描かれていました。
来見さんが「演じるのをやめようと思った日」として藤森に友達と言ってもらった日を挙げるくだり――
これまでの来見さんの変化を見続けてきた読者なら気づいていたことでも、ちゃんと本人の口から聞かされると胸が熱くなりますね。
そして藤森が「自分も同じことをしていた」と口にする場面、この作品のテーマがきれいに結実した瞬間だと思いました。
来見さんだけを責めるでも、自分だけが悪いと卑下するのでもなく、お互いに相手の都合のいい部分しか見ていなかったと対等に認め合う――
この対話の構造が本当に誠実で、二人の関係が真剣に描かれているのが伝わってきました。
放さない
来見さんが「これ以上主人公を傷つけないために離れる」と言う場面は、自己犠牲的な優しさゆえのすれ違いで胸が痛くなりました…
しかし、そんな来見さんに対して藤森が腕を掴んで引き止める場面。
これまで受け身がちだった藤森が良い意味で強引さを見せたこの行動に今までで一番の成長と熱さを感じました。
「あのときもこうすればよかった」という藤森の言葉には、これまでの後悔と成長が凝縮されていると思います。
前回のエピソードで相沢くんと伊倉の友情から「向き合うべきは今」と気づいた藤森。
その学びをそのまま来見さんへの行動に変えたことで、物語としての因果が非常に気持ちよく決まっています。
流れに身を任せるのではなく、自分の意志で来見さんを引き止めた――
藤森にとってこれがどれほど大きな一歩かを考えると、感慨深いですね…

周囲の人たちから受けたいい影響がこのシーンに行き着いたと思うと胸が熱い…
好きなんだよ
1ページまるごと使った告白の演出――それだけの重みを含んだシーンでした。
ストレートに「好きなんだよ」と伝えたうえで、これからも一緒にいたい、ダメなところもいいところもちゃんと話してほしい、また遊びに行きたい…
藤森の言葉は、夢や理想ではなく「今の君」と向き合いたいという意志そのものだと感じました。
完璧なヒロイン像への憧れから始まった関係が、お互いの不完全さを認め合うところへたどり着いた――
この作品が積み重ねてきたテーマの着地点として、これ以上ない告白だったと思います。
互いに涙を流しながら手を取り合い、来見さんが「うん」と返す…
セリフの少なさが逆に雄弁で、静かに読み返してしまいました。
長い回り道を経てようやく同じ場所に立てた二人の姿に、心からよかったねと…この作品随一の名シーンでした。

ついに藤森の口からこの言葉が…グッときますね…
まとめ
「今」に向き合い互いに向き合うと決めた藤森と来見さん。
ここからどのような進展が二人を待っているのか…次回も楽しみです!

